Adidas Stan Smith Lux ブラック・カーボン、レザーが詰まった黒。
アッパーからライニングまですべてレザー。スタンスミスの上位版は、黒で選ぶとその素材の密度が際立つ。
毎日着るものを黒で揃えたいとき、最初の一枚として正直に評価する。
毎日着るものを考えるのをやめたいと思ったことがある。
何を着るか決める時間と、着たあとに「これでよかったか」と考える時間を、可能なら別のことに使いたい。黒のTシャツを複数枚揃えることがその答えの一つで、ユニクロのエアリズムコットンオーバーサイズTシャツは何枚あっても困らない一枚になった。
エアリズムコットンはコットン混紡で、通常のエアリズムより肌への密着感が少ない。
オーバーサイズシルエットと組み合わさって、体のラインに沿いすぎない着丈と袖の落ち感がある。薄すぎず厚すぎず、一枚で完結する重さと、重ね着の下に使える軽さを両立している。
洗濯後の乾きが早いのは、黒を複数枚揃えて毎日着る運用をするときに重要だ。乾燥機に入れてもシワが少なく、取り出してそのまま着られる。
ユニクロの黒は、洗いを重ねても色落ちが比較的遅い。
安価な黒Tシャツは洗濯するたびに退色してグレーになっていくが、エアリズムコットンは数十回洗っても黒として機能し続ける。これは毎日着る選択をしたとき、実用上の重要な条件になる。
生地が薄いと白いものが透けて見えることがあるが、このシャツの厚さはインナーが透けない。黒い服は下に着るものを選ばない、という点でも扱いやすい。
同じ服を毎日着ることへの抵抗がなくなったのは、黒を選んでからだと思う。
黒は昨日も着ていたように見えにくい。パターンや色の記憶が薄い分、毎日着ていても「また同じ」と意識されにくい。毎日着るために黒を選ぶ、という逆説的な運用が成立する。
選ばないために選ぶ服がある。