毎日持ち歩くものを、全部黒にした。
バッグの中を開けたとき、余計な色が目に入らない。そのためだけに、EDCを黒で揃えた。
充電器に存在感は要らない。Anker 511 Charger Nano のブラックは、その考えに正直に応えている。
充電器は、目立たなくていい。
それが基本的な考えで、だから小さくて黒いものを選ぶことにしている。Anker 511 Charger Nano はその条件に素直に合致した。
23mm × 23mm × 32mm。
この数字が意味するのは、コンセントに刺したあと壁に溶けるような圧迫感のなさだ。隣のコンセントを塞がない。ホテルの机の上に置いても主張してこない。
黒いボディは、そのサイズの小ささをさらに後退させる。白い充電器は部屋の中でどこにいても目に入るが、黒は置いた場所に静かに留まる。
30W出力でMacBook AirやiPhoneを問題なく充電できる。
メインの充電器として使うには物足りない局面もあるが、外出時の一本として考えれば十分だ。ケーブルはUSB-Cで揃えていれば、これ一つをバッグに入れておけばいい。
小さいということは、忘れるということでもある。バッグの底に入れたまま忘れていて、必要なときにある。そういう道具の在り方が好きだ。
Anker のブランドロゴがボディに入っているが、黒地に黒に近いグレーで印字されていて主張しない。
充電器にロゴの主張を求めていないので、これは正直な設計だと思う。使い終わったらバッグに戻す。次に取り出すまで、そこにあることを意識しない。それが充電器としての正しい在り方だと思っている。